「私が語りはじめた彼は」 三浦しをん

評価:☆☆☆

女の人が常に絶えない大学教授を、部下・愛人・息子等、
その周りの人の目線でそれぞれ物語った小説。

つくづく人と人って真に分かり合うことは、難しいんだなぁと思わされます。
男女問わず人間が二人いれば、それぞれ求めるものがあって、
でも、それは完全に一致することはない。

むしろ、あらぬ方向を向いていて、気づいなかったり、
気づいていてもどうすることもできなかったり。
もどかしくて悔しくて哀しいけれど、どこかで諦めるっていうのも、
人生においては必要なことだなぁと思わされました。
勉強になりました。

☆が3つなのは、また、単に先生の明るい話の方が好きだからです。笑
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「むかしのはなし」 三浦しをん

評価:☆☆☆

短編集で主人公も全部違いますが、ひとつの軸があり、
話自体はどこかで繋がっています。

街の片隅で起こった話から始まり、話は宇宙まで滑稽な程壮大なります。
でも、そんな雲を掴むような現実感のない出来事を、
「人」に落とし込む文章力には圧倒されました。
壮大過ぎる話って、いまいち共感できないというか、
私は苦手なのですが、さすがは先生。
しばらく賢者モードから帰って来れませんでした。

☆が3つなのは、単に先生の明るい話の方が好きだからです。
作品としては、本当にすばらしいと思いました。

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