「聖なる黒夜」 柴田よしき


BL度:❤❤❤❤❤
Story:☆☆☆☆☆

種類:ホモ
CP:妻に離婚されたやもめ刑事×男妾あがりの美青年


ミステリを下敷きにした恋愛小説ですね。
テーマは愛憎。すごく根が深い感じの。笑

結論から言うと、今まで読んだ匂い系小説の中で1、2を争います。
何で今まで読んでなかったんだろうと後悔するくらい。
あと、本番も何回かあるので、読んでいる途中で、
「あれ?私、BL小説借りたんだっけ?」って
何度も自問自答してしまうほど、濃厚です。

まぁ、一般小説と比べると、という話なので、
本番有りのBL小説を目当てで買ったら物足りないでしょうが、
一般人がたまたま手に取って、読んでみたらこれだったら、
度肝を抜かす人は多いんじゃないでしょうか。
特に男の人でこういうのに抵抗ある人は、途中で読めなくなるのでは…?と思う程。

ただ、ホモとかバイとかについて、至極真面目に語られているので、
その辺は文学だなぁと思いました。

あるヤクザの大幹部が殺され、仕事一筋のやもめ刑事(主人公)が、
その事件を担当することになる。捜査線上に浮かびあがったのは、
主人公が数年前に逮捕した泣き虫大学生。
しかし再会すると、彼は変わり果てていた…というのが、物語の冒頭です。

元大学生は「練」といい、世間的にはヤクザの大幹部の下で、
信じられないほどの利益をあげている割には、
全く尻尾を出さない狡賢い要注意人物なので、主人公は驚いて、
この数年間に一体何が起こったのか知ろうと何かと接触します。

練は、自分を逮捕した刑事を確かに憎んでいるのに、
それだけでは説明できない何かがある。
お互いつかず離れずの関係を続けていくんですが、
葛藤しながら段々と距離が縮まっていく感じがすごく良かったです。

ただ、この話はもっと根が深くて、何で主人公はこんなに練が気になるのか、
練は、なぜ憎んでいるはずなのに、主人公から離れられないのかという所に、
彼らの過去が関わってきます。

ネタバレになってしまうので、詳しくは書きませんが、
ラストは愛憎のテーマに相応しい終わり方だったと私は思います。
恋愛シュミレーションゲームでいう「True End」という所でしょうか。

ミステリーについてもレベルは高かったんじゃないかと思います。
途中までは、犯人が全く分からなかったです。
色んな意味で、この作品は素晴らしかった。
出会えたことを本当に幸せに思います。

ぜひおススメしたい作品として、友人に布教して回ろうと思います。
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匂い系小説「異邦の騎士」感想

はじめに

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